goodluckkittenの日記

好きなものや嫌いなものを紹介します。またはただの日記。

Once in a Lifetime

いとこにはいつの間にか彼女ができていた。高校が同じで、進学先の大学が違うから、葛藤があるらしい。私にはその、少女漫画のような青春時代の恋愛がなかったから、心底羨ましく思った。けれど、間も無くして私のこの気持ちも、何の葛藤もなく自由に家を飛び出した高3の時の私の気持ちも、彼らは味わえないのだろうと思うと、なんだかそれはそれで良いような気がした。私はここ1年くらいで、また大人になった(なってしまった)と感じる。今まで経験した辛かったことを、正当化するようになってしまった。辛い気持ちも、辛くなかった人たちは味わえず、そいつらは皆、私の好きな音楽や映画を聴いて、観ても、同じ気持ちにはなれず、このかけがえのない感動を味わえないんだろうなと思うことで、自分の経験を正当化しているのだ。それは愚かか。

 

関係ないけど、今朝咳払いしたら、Talking HeadsーOnce in a Lifetimeのイントロのように聞こえて、途端に頭の中で流れ出した。伝わるかな…伝われ。

Once in a Lifetime - 2005 Remaster - song and lyrics by Talking Heads | Spotify

 

 

いろんなことから逃げたいナリ。

まず、お風呂に入ることから逃げたいナリ。でもちゃんとあとで入る。ちゃんとしてるから。
つぎに、明日会社に行くことから逃げたいナリ。でもちゃんと行く。一度ダメになると、なし崩し的にダメになるのだ。
課題をたくさん与えられると、うんざりして全部放り出し、逃げ出したくなる。でも、そういったことを乗り越えなければ、将来ラクできないのだ。



将来、ラクするって、なんで?、
どうして、将来、ラクしたいって、思うのだろう。

私は今がいちばん楽しければそれで良いのに、どうして、将来のことを、いつもうっすら、考えてしまうのだろう。

 

あの、妖精が目を閉じて、花の匂いを嗅いでいる喫茶店へ行きたい。好きな映画を観たい。何も考えたくない。花の香りのような甘い考えがふわふわと頭の中を漂うだけの、甘い昼下がりを味わいたい。

 

実際、休日は往々にしてそのように過ごしているのだ。そのように過ごせるのは、毎日大真面目に仕事に行き、へとへとになっているからに違いないと信じているのは、どのような宗教でしょうか。

 

とはいえ私は恵まれているほうだと思う。ギターも弾けるし、パンも食べる。これからお風呂にだって入れるのだ。

 

湯気に抱きしめられたい気分だけど、到底そんな余裕はなさそうだ。

 

今日の一曲

先週まで、3週連続でsms、観に行きました。3週目は、スタンディングで踊りまして、良き時代に生まれたと思いました。

Heaven(Live)   Talking Heads

Heaven (Live)

Heaven (Live)

Heaven - Live - song and lyrics by Talking Heads | Spotify

落ち込んでいるフリをしてる日記

目には目を、はやっちゃダメですよと教えられてきたけど、ひどいことされたら自分もしたくなってしまうのは、至極当然のことだと思う。とはいえそういうことする人は大抵、根っからのワルモノなので、並みの人間では敵わない。結局のところ、共存は難しいのかもしれぬ。

 

受け入れたり、諦めたり、目を瞑ったりして生きている。人生、長い目で見れば悲しいことも、刹那的な視点で見たら、ちっとも悲しいことなどなく、楽しいことはたくさんある。これを快楽主義と呼ぶならそうなのだろうし、わたしは昔はこれが嫌で仕方なかったが、もうこれすら仕方のないことと思っている。大人になってしまった。これは向き合うと悲しいことなので、目を瞑る。

 

こんなことをしていると、なんだかふわふわして、夢見心地で毎日が過ぎていく。自分の人生なのに、そうでないような、本を読んでいるような気分になったりする。褒められても、他人事のように思える。信じようにも、まったく信じられない。恥ずかしいことも、恥ずかしくなくなる。悲しいことは、時には悲しくも、やっぱり以前のように何時間も泣き続けるなんて、もう1年以上やっていない気がする。このところずっとそうで、この生活にも慣れてきた。慣れてきたところで、邪魔が入った。

 

先日、betcover!!のライブに行った時だ。最近は音源を聴く機会も減り、少し距離が遠くなっていた。だからこそ、身構えなかったのがよかったのかもしれない。それは心にずしんときた。よいライブを目の当たりにすると、もちろんそのライブ自体に集中することもあるが、私は過去の、忘れていた記憶や感情が蘇ることが多い気がする。そのライブでも、蓋をしていた柔らかく、まるく、しかし冷たいような、出来事を思い出した。ごめんなさい。悲しい感情になると大抵、私は謝りたくなる。何に対してなのかはいつもわからないけれど、謝りたくなる。ごめんなさい。ずしーん。今、きた。

 

自分はダメな人間と思うけれど、他人も同じように、ダメな人間と思う。動物が考えていることは、こちらが好き勝手想像できて、大抵それはこちらに都合の良い解釈になるけど、当然悪い動物だってたくさんいる。何もかもが想像でしかなく、想像できるのは人間の良いところだとも思うけれど、それに苦しめられることはたくさんあった。けど、それは不毛なのだ。宇多田ヒカルさんが嫉妬をしない、しても意味がないから、という考えの持ち主だと、さっきラジオで言ってた。そのくらいシステマチックに生きるのが、楽なのだろうね。やっぱり楽しいことだけ考えて、楽しいことだけしていたら楽なのだろうね。しかしどうも、この地に足つかない感覚はまだ、苦手だ。

 

私の文章は堂々巡りで意味がない。結局なにも解決しないし、対極のような2つの視点からしか考えられないから、狭い範囲で押し合い、引き合いしているにすぎないのだ。せっかく買ったエレキギターも、練習しなきゃ上手くならない。皮膚科でもらった薬も、塗らなきゃよくならない。諦めていることも、何かしなくちゃ解決しない。落ち込んでないよ。けどもう、うんざりだ。

 

急にハンドルを切ってみるけど、それでもなんとか前向きに生きるしかない!落ち込んでいるフリはここまで。やっぱり当面は目を瞑ったまま歩く練習をしよう。

 

今日の一曲

ママス&パパス got a feelin'

最近はふわふわしているから、ふわふわした曲を聴く。これはふわふわしつつも、メビウスの輪のように、上がっているのか下がっているのかわからない回廊を永遠に歩き続けるような、そんな曲。

Got a Feelin'

Got a Feelin'

  • ママス&パパス
  • ポップ
  • ¥255

 

Got A Feelin' - song and lyrics by The Mamas & The Papas | Spotify

嵐が去ったら、ただ地面があった。

最近は、落ち込んでる暇がないくらい、忙しい日々を送っている、と思う。仕事はタスクをこなしているだけで、あっという間に終わる。家に帰ると寂しいけど、この頃は帰るのが少し遅くなったのもあって、夜もあっという間。こうやって瞬きしてる間にすぎる日々も、悪くない、と思うようになったのは、環境に適応しているのか、あるいは認知的不協和を解消しようとしているからか。


疲れた。こうして日々を振り返ると、疲れた。忙しくしていると、落ち込まない代わりに、急に皺寄せがくる。急に疲れて、急に何もできなくなる。それを知っているから、ほどほどに、と思うんだけどなぁ。


嫌いな人ばかり見て生きるのをやめよう。何もかも、よくないことしかない。でも、好きな人を見て生きるのも疲れる。頭が働かなくて、日記もうまく書けない。希望を持ったまま死にましょう。

 

前はイライラしていたこと、今ではどうしてそんなにイライラしてたんだろうと思う。最近、食べたら食べただけ太るようになってきたし、やっぱりご病気のせいだった、ということにしたい。というか、時期もちょうどその頃だったし、そのせいだったのかもしれない、と思った。あの時苦しかった。たくさんイライラして、しんどかった。今はあれほどのエネルギーはなく、ただずっと淡々とした諦めはあって、何に対する諦めなのかは、自分でもよくわからない。


白昼夢を見ているような気分で、猫が通るから扉は少し開けたままにしておく。

 

今日の一曲

先日カラオケで、なんとなく歌うか、と軽い気持ちで入れたらイントロから泣いてしまった曲。カネコアヤノの曲は、やっぱり、心に響くみたい。

カネコアヤノ タオルケットは穏やかな(ひとりでに)

タオルケットは穏やかな

タオルケットは穏やかな

  • カネコアヤノ
  • フォーク
  • ¥255

タオルケットは穏やかな - song and lyrics by Kaneko Ayano | Spotify

 

ビルの先端の月

少し前に、人魚の夢を見た。人魚がたくさんいて、ショーみたいなことをしていて、私はそれを水中で見ながら、一緒にすいーっと泳ぐ。これが本当にすいーっという感じで、とても気持ちがよかった。


その次にパン屋の夢を見たけど、それはパン屋のお兄さんに、虹の作り方を教えてもらうみたいな夢だった気がする。よく覚えていないけど、これもなんだか楽しい夢だった。

 

この頃は年の瀬というのもあって、いろんなことを考える。空が目につく。散歩をしているとふと、毎晩等間隔で並ぶ星に、違和感を覚えた。当たり前だけど、なんだか不思議で、ちょっと不気味だ。深く考えると面白くなくなりそうだったから、ここで考えるのをやめた。ビルの先端には月が灯っていて、なんかかっこよかった。ビルは遠近法で先端が尖るのが、最近はかっこよく思える。

 

今年は夏が終わってから、もっぱらキリンジばかり聴いていた。何かにハマるとき、お?いいかも…→これは、良いな…→好き!→とても好き!→大好きだ→最高、となる流れがあって、この渦中にいる時とても気持ちが良い。ちなみに最高を超えると、味わうフェーズに入る。好きになったものについて、いろいろな周辺情報を入手したり、音楽なら他の曲もいろいろと聴き始めたりする。これもまた楽しい。さらに、それをしているとそこからまた新しいときめきに出会ったりする。無限ループにも思えるこの流れは、わりとしばしば停滞する。だから、この流れに乗れている時はかなり良い時ってことで、他のこともうまくいったりする。これをする余裕があるから、とも考えられるが。

 

そんなわけで今最高を超えたキリンジのおかげで、スティーリー・ダンにたどり着いた。ちょうど半年ほど?前に初めて聴いた時は、よくわからなかった。ところがキリンジを好きになった今では、驚くほどすんなり聴けるようになっていた。もっと聴きたいと思ったし、かっこいいかも、と思った。こういうことがあるから、本当に、楽しいんだよなあ。

 

今日の日記は、ひさしぶりに本来の自分らしく書けたように思える。年末は好きなのだ。
明日が終われば、冬休み。楽しい冬休みになるといいな。

 

今日の一曲

キリンジ Drive me crazy

堀込高樹さんがナムコ時代に作っていたゲーム音楽の音源を聴いた。キリンジの曲の元ネタみたいなものがたくさんあって面白かった!これもそのひとつ。

Drive Me Crazy

Drive Me Crazy

  • KIRINJI
  • ロック
  • ¥255

Drive me crazy - 2018 Remaster - song and lyrics by KIRINJI | Spotify

かっこいいおじさんになりたい

電車で足を組む人の気持ちが、あまりにもわからない。隣に座れるはずの席が、ちょっと気の強い人あるいは気にしない人しか座れない席となる。隣に人が座っている場合は論外。先述の人以外は、隣で足を組まれたら不快になる。私もそのうちのひとりで、当たらないとわかっていてもどうしても嫌で、そういう人とは友達になれないと強く思う。もっとも、私の友達にはそのような人はいないので安心である。電車で足を組んだり、足を投げ出したりする人は苦手、という話でした。

 

そんなことはどうでも良いくらい今日は最高の日となった。昼間は働き働き、昼休みも仕事に圧迫され、とはいえへとへとではなくへと、くらいだったのは、相当今日のライブが楽しみだったのだろう。

 

今日はキリンジのライブだったのだ!想像通り、これは本当に最高で、心から行ってよかったといえる。ああいうかっこいいおじさんには憧れる。私もかっこいいおじさんになりたいと思う。正直、最新アルバムは聴き込むといえる程は聴いてなくて、むしろ昔のアルバムをよく聴いていた。しかし、生で聴くとやっぱり、全ての曲が素晴らしかった。がらっと印象が変わって聞こえたり、歌詞の意味がよくわかるような気がした。期待通り、バンドも最高だった。今回このライブに行くことを決めたのには、このバンドメンバーの面々も大きく寄与している。全員が完璧に、パズルのピースのようにガッチリはまっていて、その中にもゆとりがあり、歌詞の心地よさも際立っていた。

 

何より嬉しかったのは、「悪玉」と「千年紀末に降る雪は」の二曲が聴けたことだ。悪玉は、私がキリンジにハマる大きな一因となった曲だ。まずスウィートソウルでハマり、悪玉のライブ映像で、さらにずどんとハマった。昔の曲をやります、と言って、あのイントロに入った瞬間、嬉しくて嬉しくて、にっこり、にっこりにっこり、満面のにっこりになった。さらにはアンコールで千年紀末に降る雪は。ウッドベース、かっこいい〜!「〜!」を使うくらいにはテンションが上がっている。あー、本当にかっこよかった。悩んでいたけど行ってよかった。しっかり(?)タオルとステッカーも買いましたよ。来年5月にあるという、25周年ライブも絶対に行きたい。キリンジを好きになってよかった。好きなものが増えるとにっこりも増えますね。

 

今日の一曲

とてもじゃないけど一曲に絞れない。けれど絞ってみる、とするならばこれだ。ライブで聴くと、音源で聴いたのより、ずっとずっと良く聴こえた。開けた感じ、明るい感じ、しかもかっこいい。

KIRINJI Runner's High

Runner's High

Runner's High

  • KIRINJI
  • J-Pop
  • ¥255

Runner's High - song and lyrics by KIRINJI | Spotify