goodluckkittenの日記

好きなものや嫌いなものを紹介します。またはただの日記。

落ち込んでいるフリをしてる日記

目には目を、はやっちゃダメですよと教えられてきたけど、ひどいことされたら自分もしたくなってしまうのは、至極当然のことだと思う。とはいえそういうことする人は大抵、根っからのワルモノなので、並みの人間では敵わない。結局のところ、共存は難しいのかもしれぬ。

 

受け入れたり、諦めたり、目を瞑ったりして生きている。人生、長い目で見れば悲しいことも、刹那的な視点で見たら、ちっとも悲しいことなどなく、楽しいことはたくさんある。これを快楽主義と呼ぶならそうなのだろうし、わたしは昔はこれが嫌で仕方なかったが、もうこれすら仕方のないことと思っている。大人になってしまった。これは向き合うと悲しいことなので、目を瞑る。

 

こんなことをしていると、なんだかふわふわして、夢見心地で毎日が過ぎていく。自分の人生なのに、そうでないような、本を読んでいるような気分になったりする。褒められても、他人事のように思える。信じようにも、まったく信じられない。恥ずかしいことも、恥ずかしくなくなる。悲しいことは、時には悲しくも、やっぱり以前のように何時間も泣き続けるなんて、もう1年以上やっていない気がする。このところずっとそうで、この生活にも慣れてきた。慣れてきたところで、邪魔が入った。

 

先日、betcover!!のライブに行った時だ。最近は音源を聴く機会も減り、少し距離が遠くなっていた。だからこそ、身構えなかったのがよかったのかもしれない。それは心にずしんときた。よいライブを目の当たりにすると、もちろんそのライブ自体に集中することもあるが、私は過去の、忘れていた記憶や感情が蘇ることが多い気がする。そのライブでも、蓋をしていた柔らかく、まるく、しかし冷たいような、出来事を思い出した。ごめんなさい。悲しい感情になると大抵、私は謝りたくなる。何に対してなのかはいつもわからないけれど、謝りたくなる。ごめんなさい。ずしーん。今、きた。

 

自分はダメな人間と思うけれど、他人も同じように、ダメな人間と思う。動物が考えていることは、こちらが好き勝手想像できて、大抵それはこちらに都合の良い解釈になるけど、当然悪い動物だってたくさんいる。何もかもが想像でしかなく、想像できるのは人間の良いところだとも思うけれど、それに苦しめられることはたくさんあった。けど、それは不毛なのだ。宇多田ヒカルさんが嫉妬をしない、しても意味がないから、という考えの持ち主だと、さっきラジオで言ってた。そのくらいシステマチックに生きるのが、楽なのだろうね。やっぱり楽しいことだけ考えて、楽しいことだけしていたら楽なのだろうね。しかしどうも、この地に足つかない感覚はまだ、苦手だ。

 

私の文章は堂々巡りで意味がない。結局なにも解決しないし、対極のような2つの視点からしか考えられないから、狭い範囲で押し合い、引き合いしているにすぎないのだ。せっかく買ったエレキギターも、練習しなきゃ上手くならない。皮膚科でもらった薬も、塗らなきゃよくならない。諦めていることも、何かしなくちゃ解決しない。落ち込んでないよ。けどもう、うんざりだ。

 

急にハンドルを切ってみるけど、それでもなんとか前向きに生きるしかない!落ち込んでいるフリはここまで。やっぱり当面は目を瞑ったまま歩く練習をしよう。

 

今日の一曲

ママス&パパス got a feelin'

最近はふわふわしているから、ふわふわした曲を聴く。これはふわふわしつつも、メビウスの輪のように、上がっているのか下がっているのかわからない回廊を永遠に歩き続けるような、そんな曲。

Got a Feelin'

Got a Feelin'

  • ママス&パパス
  • ポップ
  • ¥255

 

Got A Feelin' - song and lyrics by The Mamas & The Papas | Spotify