とぅるんシュワシュワ~MATCH炭酸ゼリーマスカットを飲んでいると、おそらく人生で初めて自力で友達ができた時のことを思い出した。わたしはおやつのゼリーをぐちゃぐちゃにかき混ぜて、ジュースのようにして飲むのが好きだったのだが、全く同じことをしていた同志が、それであった。わたしたちはお互いに気づくと、にやりと笑って友達になった。それをまだ鮮明に覚えている。その友達とはすっかり違う道を歩み、風の噂でしかお互いを知らない関係になってしまった。彼女はもうゼリーのことなんて、忘れてしまっただろう。わたしは、いつまで覚えているのだろう。
今日は先輩が「餌付け」と笑ってクッキーをくれたのが嬉しかった。彼女が大好きである。わたしはしばしば同性の先輩に憧れを抱き、神格化する節がある。女子校じゃなくてよかった。
昼ごはんは冷蔵庫で食べられるのを待ち侘びていたマフィン、ピーナッツバタートースト。今からおとぼけビーバーとラブサマちゃんのライブへ行くが、前の方はこわそうなので、ゆっくりいくこととする。このゆっくりの時間に、夕食を軽くとれたらよいのである。
前を歩く、「わたしは綺麗ですよね?とても姿勢が良いし、細いし、お洋服もこんなに可愛い」と言いたげなお姉さんは、うなじの産毛がたくましく生えており、ああわたしたちってこういうものだよね、と思うのであった。
きょうの一曲
Mom 続・青春