この前まではわたしが世界の中心だったのに、すっかり浮いている。下手な歯医者の被せ物のように、浮いている。わたしだけ変な子みたいなので、もういっそ変でバカな子になる。
猫を触ってる時だけ尿意を忘れる。
家に着いて、ダッシュでトイレに駆け込む。
やっぱり今日はたいした雨降らなかった。
洗濯物干してよかった。
駅前でビッグバンドが演奏してたから、楽しくて踊りながら帰る。離れても聴こえる管楽器が夜空に溶けて、絵になって、都会も悪くないわねと思うのでした。
カリフォルニア・ドリーミンを聴くとフェイちゃんを思い出し、フェイちゃんを思い出すと、あの気怠いダンスをも思い出し、そして踊る。
時代はダンスミュージックなのだ。悪いことも悲しみも恥ずかしさも、全てを忘れて踊り狂うのだ。そういう時代。思惑のバブル時代なのだ。
きょうの一曲
California Dreamin' ーThe Mamas & The Papas
California Dreamin' - Single Version - song and lyrics by The Mamas & The Papas | Spotify