goodluckkittenの日記

好きなものや嫌いなものを紹介します。またはただの日記。

盆踊りの姿は非常にゆるやかに心に流れ込み、それはまるで、とても美しい絵のようだった。

日本海側と太平洋側では、海を描かせたらぜんぜん違う海を描く」という話が心に残っていて、じゃああなたはどんな海を描くの、ととても気になったけれど聞けなかった。

 

彼女はやっぱり求肥に包まれた花火みたいな人で、それがとても素敵なんだけど、でもこうしているからきっと苦しいんだろうなとも思った。すごく優しくて、笑顔が可愛かったけど、頑張らなくていいのにと思った。彼女もまっすぐこちらを見てくれたけど、わたしも彼女の目を見つめながら話を聞けていることに、我ながら驚いた。今までひとの目を見るのがすごく苦手で、一生できないと思っていたのに、いつのまにかできるようになってた。

 

好きな人に会うとき、いちばん、自分がどう見られるかが気になる。逆に、基本的には自分はどう見られても、どうでもいい、と思っているのだけど、好きな人だけは別で、本当に、気にしてしまう。なんか彼女はすべてが好きだと思った。合わないところも含めて。どこが好きかというと、トイレに立つときに、何も持って行かずすごく無防備な状態だったことや、帰ってきて、間違えて音姫流しちゃって焦った、と言ってたこととか。あと話を広げすぎず、でも程よく提供してくれたり、私の話に笑ってくれたりとか。そういうのが全部、好きだと思ったし、他人事じゃなく、ずっと楽しくいられたらいいね、と思った。

 

帰ってくると、最寄駅で、クリームパンと、トリュフパンなるものを買った。トリュフパンは、今夜の分と、明日の朝の分を買ったのに、ふたつとも今夜食べ切ってしまった。それから弾き語りをいくつかして、きょうは比較的よく歌えたのでよかった。あらためて祝祭はとてもよいアルバムだと感じた。

 

ところで、昨日は昨日で、夢みたいな日であった。何度も言うけど、やっぱりここ1、2年夢みたいな日がたまにあって、これまで考えられなかったようなしあわせのような気がして、本当に夢オチだったりしないかなと思うときがある。自分がこのようにのびのびと生きたりできる日がくるなんて思っていなかったし、それをまだ、かみしめている。

 

昨日は美味しいビリヤニを食べて、街を歩き、洋服をみたりして、たのしい喫茶店に行った。帰りに、お祭りの音が聞こえてきて、音の鳴る方へ吸い込まれていくと、近くの小学校みたいなとこで、盆踊りをしていた。盆踊りの姿は、それこそまた、夢のようで、風情があり、とてもゆるやかに心に流れ込んできた。幼い頃、お祭りに行った記憶が薄い。だからこそ、本当にこんな風景があるんだ、という驚きと、その場の熱気と、それでいて穏やかな時間に感動した。このような経験を、一緒にできる人がいることが、どれほど幸せなことかを、いつも忘れないでいたいと思っている。

 

今日の日記は至極真面目に、偽りなく、つらつらと書いてしまったので、誰かに見られると思うと気恥ずかしいけれど、こういう日もあるのだ。この世のすべてが憎いと思う日もあれば、世界を愛している、みたいな日もあって、それは自分でもわからないけどすごく不安定に、揺れ動くものなのだ。だからこそ、昨日のような、思い出バンクがあったら預けておきたいような、美しい絵のようないちにちは、大切にしたいと思うのだった。

 

きょうの一曲

胸に咲いた黄色い花

胸に咲いた黄色い花

胸に咲いた黄色い花 - song and lyrics by SPITZ | Spotify